第9回 iPadの可能性
連載第9回目のテーマは「iPadの可能性」です。
アイフォーン、iPadは米アップル社の情報端末です。アイフォーン、iPadと聞くと「またその話題か」と思われる方も多いと思います。私事で恐縮ですが、かく言う私自身も、仕事柄、アイフォーンが登場する以前からいくつものPDA(携帯情報端末)やスマートフォーン(多機能携帯電話)の利用者であったことから、アイフォーンにはそれほど興味がわきませんでした。しかし、iPadの登場に至っては、実際に購入し使ってみた感想として、従来の情報機器と異なる感覚を持ったことは確かです。
そこで、今回は改めてアイフォーン、iPadについて意見を述べたいと思います。
目次
1.iPadの変遷
iPadが登場するまでのアップル社の携帯端末の主な変遷を以下に示します。
<アップル社携帯端末の主な変遷>
・アイポッド(携帯音楽プレーヤー)
・アイポッドタッチ(高機能携帯音楽プレーヤー)
・アイフォーン(高機能携帯電話)
・iPad(高機能情報端末)
※(実際には更に細かなシリーズやバリエーションがあります)
アイポッドタッチというアイフォーンの前身の携帯音楽プレーヤーがあります。アイポッドタッチは音楽プレーヤーだけではなく、『無線LAN』、『ネットを通じて追加できる豊富なアプリケーション』、『使いやすい独特な操作性』の3つの特徴がありました。そして、アイフォーンはアイポッドタッチに電話機能が付いた製品です。ここで重要な点は、電話機能の定義です。ここでいう電話機能は固定料金で電話回線を使った通信が可能ということです。先にのべたアイポッドタッチの特徴に『固定料金常時通信』が備わったことが普及につながったと言えます。アイフォーン登場時点でこれら4つの要素を満足する携帯電話はアイフォーンだけであったと言えます。
また、情報端末として優れているアイフォーンの特徴的な使われ方として、通話は従来の携帯電話を使い、電話以外での利用のために更にアイフォーンを持ち歩くというケースがあります。従来から仕事用、プライベート用と分けて携帯電話を持つケースはありましたが、更に用途を変えて携帯電話の複数台所有が広がったということでしょう。すでに携帯電話も一人2台所有することは珍しいことではなくなりつつあります。
2.iPadの特徴
さて、ではiPadはどうでしょうか。iPadは大きさがB5サイズ、重さが約800gです。先に述べた4つの特徴をもったアイフォーンをそのまま大きくしたものです。言い換えればiPadは従来のノートパソコンに相当します。しかし、iPadで出来てノートパソコンではできないことがあります。それは『起動が早い』ということです。これらのiPadの特徴から、アイフォーンとは違った使い方が想定されます。サイズが大きいということは、見やすく操作がし易いということです。よって、注目されているiPadの使い方は「電子書籍」、「パソコンの代用」、「プレゼンテーション」です。そこで、「プレゼンテーション」に着目して営業現場での使い方について考えてみたいと思います。
3.iPadを営業ツールとして使う
一般的に営業では訪問先で顧客に提案書や料金シミュレーションをプレゼンテーションすることは当然のことです。これらのプレゼンテーションにiPadを使うことが想定されます。紙ではできない動的な表現やシミュレーションを顧客の目の前でプレゼンテーションすることができます。また、紙を持ち歩く頻度も減らすことができるでしょう。今でもノートパソコンをプレゼンテーションに使うことはよくあります。しかし、従来のノートパソコンでは難しいことが、iPadを使うことで解決できることがあります。それは先にも述べたように、『起動が速い』ということと『優れた操作性』にあります。パソコンの性能は大変向上しましたが、今でも操作は家電のように簡単ではありません。iPadを使えば、顧客を待たせず、マウスやキーボードを使うことなしに、タッチだけで顧客と一緒になって一方的でない商談することが可能です。ここでiPadと共に重要な要素が、常にデータを持ち歩かずに済む『クラウドサービス』です。
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